和歌山市内の会社にて、事務所のクロスクリーニング

最近はどこに行っても分煙化が進んでいますが、分煙化前タバコのヤニなどで汚れた壁のクリーニングをさせて頂きました。

上の写真は、右側からクリーニングを進めている途中の経過です。
窓の上下がクリーニング後の状態です。
元は真っ白な色だったのですね♪

壁は、水をかけても傷まないクロスなどの材質の場合に、洗浄クリーニングが可能です。

天井もクリーニングしたいところですが、こちらの天井の場合は水を吸い込んでしまう材質のため、残念ながら洗浄不可です。

キレイにするには、天井の張り替えや染色または塗装といった方法があります。

こちらも右側からクリーニングを進めている途中の写真です。

中央の柱部分もクリーニング済の状態ですが、時計の跡が若干残っています。
汚れではなく変質してしまっているのか、または汚れが深く染み込んでいるようです。

クリーニング前は、左のカレンダーの跡のように茶色っぽくなっていました。

そして想定外だったのは、壁の角や継目付近に隠れていた建築時の接着剤のはみ出しだと思われる固着汚れ。
→お見積もり時には、タバコのヤニ汚れに隠れていてこの汚れに気付きませんでした。
新築時は、接着剤が透明なのではみ出ていても判らないのですが、経年変化で変質して色が付いてくる事が多々あります。

大抵この接着剤は水溶性のノリが使われていて容易に除去できるのですが、
今回は除去が困難な強い汚れで大変でした(汗)

このような接着剤が使われている場合もあるのですね⤵︎
おそうじ本舗では、汚れ具合によって料金を３段階に設定しているのですが、テスト洗浄した部分に この固着汚れは無く、一番軽い汚れとみなしてお見積もりしてしまいました。
見積り失敗です⤵︎
しかし勉強になりました⤴︎

社長さんに相談したところ、「○十年の汚れだから仕方ないよ。取れるところまでで良いよ」とおっしゃって頂きました。

しかしお許し頂いた時間内で様々な方法を試し、精一杯クリーニングさせて頂きました！

洗剤では除去できず、高温スチームも効かない。
↓
シールやステッカーを剥がす為のクリーナをスプレーしても歯がたたない。
↓
お客様の会社が日曜で休日だったので、通常は臭いなどの問題があるので使用しないシンナーも試しました全く除去できる気配なし(涙)

結局一番効果的だったのが →「物理的除去！」
毛を短くカットしたタイル目地ブラシ(毛の腰が強くなって汚れがよく取れます。)と
元から毛が短くて硬いブラシ(タイル目地ブラシよりも太い毛なので強いけれどデコボコの窪んだ部分には毛先が入り難い)
それと硬めのプラスチック製のヘラで削り取りました。
(おそうじ本舗では、がっちり目地 ブラシ、スプラッシュスクレイパーと呼んでいる道具です。)
細かな部分は指の爪で剥がしました。

面積は約１００㎡。
作業は２日間掛かりました。
翌日は腕中筋肉痛確定です(^_^;)

お客様からはお許し頂けましたが、かなり接着剤が残った状態。
もう少し高く見積もって作業時間も頂き、もっとキレイにしたかったと心残りな仕上がりです。

毎回、作業後に“もっとこうすれば良かった”と思うのですが、
今回は正確に見積もれる能力を向上させなくては…と反省です。

これで良いと思ったら人の成長は止まる。
日々向上！
より良い作業ができるように頑張ろう！

明日はパナソニックのお掃除ロボット付きエアコンのクリーニングです！