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断線した玩具を半田付け修理してみました!

2017/11/27

今日はレンジフードクリーニング。

クリーニング中、お客様のご主人がオモチャを修理しようと分解されていました。
お孫さんへプレゼントしようとフリーマーケットで入手した音が出るプラレールだそうです。
しかしどのスイッチを押しても音が出ない状態。

DIYが趣味の私 石井は見て見ぬふりは出来ず、修理のお手伝いをさせて頂きました。

原因は電源ケーブルの腐食。
電線が繋がっているのに通電しない状態でした。

おそらく前の持ち主が濡らしてしまって腐食してしまったのだと思います。

電線の腐食している範囲を切断短縮し、半田付けして繋ぎ直しました。

小学生の頃から始めたラジコン、中学生の頃には科学部、高校は工業高校、前職は総合職をしていたので、半田付けは得意です。


半田付けは、ほとんどの人はコテに半田を当てて溶かしますが、その方法は適切ではありません。
電線や部材と半田が馴染まず、剥がれてしまう原因になります。

半田を付けたい電線や部材をコテで温めて、熱くなった部材に半田を当てて半田を溶かす事が理想です。

しかし熱しすぎて電線の被覆や部材が固定されている樹脂を溶かしてしまうおそれがあります。
そこでまずは温めを被覆や樹脂が溶ける手前までで止めて、電線と部材を半田で覆う半田メッキを行います。

その後 半田メッキした部材に同じく半田メッキした電線をコテで押し当ててメッキ部分を溶かして繋ぎます。

繋ぎ終わったあとに動作確認。
→スイッチを押すと正常に音が鳴るようになりました♪

念のため通電している電線も軽く引っ張って点検。
→電池ボックス側も基盤側も全て腐食していて簡単にちぎれてしまいました。
点検せずに復旧していたら、振動や衝撃ですぐにまた音が鳴らなくなるところでした。
→これらの箇所も全て半田付けし直し。
→分解されていた部分を元どおり組み立てて修理完了です(^-^)